クリスマスのお菓子といえば、シュトーレン。日本でも定着しましたね。私がこの業界に入った10数年前はごく一部のお菓子屋さんかパン屋さんしかなかったので、急速に広まった印象です。
そして今後、さらに浸透するのではと思われているのがパネトーネ。イタリア・ミラノ発祥の伝統菓子(パン)で、パネトーネ種と呼ばれる発酵種で発酵させるのが特徴。最近では恵比寿の「レス」のオープンでも注目を集めています。
日本では主に長期保存のパンに用いられてきたパネトーネ種。以前、パネトーネ種を輸入し日本で培養販売している企業のベーカリーを取材したことがありますが、そのときはこんなにクリスマス菓子としてのパネトーネを作っているお店はなかった気がします。
絶品パネトーネがあるジャンゴさんがあるのは、水天宮前。クラフトチョコレートのネルの近くなので、はしごもおすすめ。
私の知ってるパネトーネは、ちょっとパサパサしていて、でもそれがパネトーネなのだと思っていたけれど、ジャンゴさんのパネトーネはしっとりふんわりで、パネトーネの概念を覆してくれる美味しさ。軽くていくらでも食べられてしまうのが危険…。レーズンもジューシーで芳醇な香りで、ワインと合わせたくなる味わい。
ちなみに娘は、このパネトーネと、オンカさんのシュトーレンを朝ごはんに食べていました…。なんて贅沢な。
作るのは数日がかりというシュトーレンですが、なんとジャンゴさんでは通年販売されているそうです。クリスマスを逃しても、ぜひ食べてみてくださいね。プレゼントにもおすすめです!