「EdiTion Koji Shimomura」ブレイク必至の超注目フレンチ <前編>

ついに念願のお店へ行ってきました。

下村浩司シェフがオーナーシェフとして独立した「EdiTion Koji Shimomura」。

下村シェフといえば、乃木坂の「レストランFEU」で腕をふるっていた実力派。
昨年9月「FEU」を退職し、独立準備期間に入ってから待つこと1年弱。

行きたいと思っているうちに「FEU」を退いてしまったので
独立したら真っ先に行きたいと思っていたお店。

先日、スイーツの取材でお世話になり、念願のご対面を果たし。
その日はテンション上がりまくりで、一緒に写真まで撮ってもらって。
後日の来訪を約束し、本日にこぎつけたのでありました。

間違いなく、今後予約がとれなくなる(すでに取りにくい?)お店になるはずなので。

先日取材した「カカオのガナッシュ」のスイーツ(来栖さんもオールアバウトで紹介していたあれです)が
雑誌の表紙になったため、シェフも喜んでくださって。

「そのお礼と言っては何ですが、サービスさせていただきます」とのありがたいお言葉。

こちらは9450円のコースと、13650円~のおまかせの2種類。
おまかせに幅があるのは、皿数や食べたい食材などを
お客さんと相談して決めていくから。なんて贅沢な献立。
今回は予算を言って、おまかせでお願いすることにしました。

気付けはジビエの季節。
今日も青首鴨、鳩、鹿などの用意があり
ジビエが苦手と言う同行者とも相談し、散々迷った挙句
メインは小鳩(ジビエではないです)をお願いすることに。

それでも「やっぱり鳩は…」という同行者に対し
「ちょっとまかせてみてください」とシェフ。
どんなお皿に仕上がるのだろう…とわくわく。
シモムラ_R004
アミューズは、生ハムやケッパーをはさんだミニハンバーガーと、チーズを揚げたもの。
手が汚れないように、棒(なんとチュッパチャプスに使っているものと同じだそう!)に刺さっているところから、シェフの配慮が伺えます。

コウジシモムラ牡蠣の前菜
シモムラ_R007

前菜は2皿。
同行者には、「宮城産牡蠣 海水と柑橘類のジュレ 岩海苔風味」。
牡蠣が食べられない私には、「ヤリイカのサラダ仕立て」を。

同行者いわく「絶品」だそうで、この日の料理の中でも1番だったというほど。
海水で10秒ほど軽く火を通した牡蠣は、プリプリとして甘みがあって。
何より、柑橘系の風味がきいた海水のジュレと、その下に隠れているムースが秀逸。
ムースとジュレの部分だけこっそり味見させてもらいましたが、濃厚な海の香りとコク。美味しくないわけがない。

私の「ヤリイカ」には、ごぼうやイカの足、イカスミ(ヤリイカではなくスミイカも使っているそう)が加えられた具が詰められていて。
野趣あふれるごぼうの風味と、柔らかく仕上げたイカがやさしい味。

シモムラ_R009
続いて「フォアグラのポワレ きのこのフリカッセ」。
フォアグラに、数種類のきのこが添えられています。
重たくないフォアグラの味わいで、わりとあっさり食べられました。

続いてスペシャリテ登場。
シモムラ_R011「的鯛のカダイフ包み ブロッコリーのソース レモンのコンフィチュール添え」。
「FEU」時代からのお料理(手長エビだったかな)なので、期待も高まる。

サクサクしたカダイフに包まれた的鯛も、皮目がパリッと仕上がっていて。
ブロッコリーのソースは主張しすぎない味わい。
下に敷いてあるレモンのコンフィチュールとの相性がぴったり!
超高級なエビフライを食べているような感じです。

シモムラ_R013
お口直しは、人参と林檎のソルベ。
上に添えられているのは人参の葉。
一緒に食べると、人参の風味が引き立つ。
同行者とともに思わず「おいしい!」と言ってしまいました。
単なる口直し以上のインパクトがあります。さすがデザートが得意と言われるシェフ。

続きは後半でご紹介。
この後も大満足のお皿が登場しますよ。

ついでに雑誌の売り込みも…。
今月はチョコレート特集です。
興味があったら手にとってみてください。

「Cafe&Restaurant」 旭屋出版

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