「path」新しいレストランのかたち

渋谷「ビストロロジウラ」のオーナー原さんと、トロワグロ本店でシェフパティシエを務めた後藤さんが作った新しいかたちのレストラン「path」。
フレンチだけど、モーニングもランチもやっていて、パンもお菓子もテイクアウトできる。
夜はアラカルトでも、コースでも、ワインバー的にも楽しめる、という懐の深いお店。

開店前から並ぶお客のお目当ては、このダッチパンケーキ。
一般的にダッチベイビーと呼ばれるものよりも生地が厚めで、表面はさっくり、なかはふわふわ。
中央にあるのは、「渋谷チーズスタンド」のブッラータチーズと生ハム。
ミルキーでとろけるようなチーズと、生ハムの旨み。そこにお好みでメープルシロップをかければ、甘みと塩気の絶妙なコンビネーションが生まれます。

店内はレストランだけどカフェのようなカジュアル感もあり、自然体だけど洗練されていて。
外国人も多い代々木八幡という街にしっくりなじんでいます。

脱酸素材などとともに袋に入れられ、賞味期限は2週間ほどとされる焼き菓子とは異なり、フレッシュなバターの香りを感じられるフィナンシェやマドレーヌ。
手前は、夜のコースの1品。
ガストロノミーの手法を取り入れた、非日常感のあるお料理をいただけます。
テーブルクロスとカトラリーがきちんとセットされていて、黒いスーツのソムリエがいて…というレストランではなく、もっと気軽に、でも美味しいものを食べたいよね、というわがままな現代人にマッチするスタイル。 
オーナー二人のやりたいことが表現されていて、スタッフも気持ちよく働けるようなお店。
今後はこうしたスタイルが増えてくるんじゃないかな、と思わせる、魅力的で新鮮なお店でした。

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