天然酵母パンの草分け的存在である、東京・富ヶ谷の「ルヴァン」。
そこで店長を務めた樽井勇人さんが独立し、2012年4月、
天然酵母パンと焼き菓子の店「タルイベーカリー」をオープン。
隣には、1つの物件を分け合う形でイタリアンの「ライフサン」が入居し、
さらにその店頭には、コーヒースタンドの「パドラーズコーヒー」もオープン。
異業種3店舗がコレボレートし、話題性を高めています。
商品は、国産小麦と有機栽培のブドウからおこした天然酵母でつくる
常時30品ほどのパンに加え、樽井さんの奥様が作る
バナナケーキやブラウニーなどの焼き菓子もそろえています。
「ルヴァン」。
樽井さんがお得意とする、ルヴァン仕込みのハード系パン。
ローストしたクルミとカレンツ、サルタナレーズンが
ぎっしり入った食べごたえのあるパンです。
これはもう、ワインを開けるしか(笑)
「フィグ」。
カンパーニュの生地に、オーガニックのトルコ産白イチジクと
ローストしたホールアーモンド入り。
カリッと香ばしい食感がワンポイントにきいています。
「カンパーニュ」。
全粒粉入りの豊かな小麦の味わいに、軽いライ麦の香り。
食事をじゃましない、食べやすいカンパーニュです。
「ウォールナッツ エピ」。
ベーコンではなくクルミを練り込んだエピ。
定番の形も、どこかスタイリッシュなビジュアル。
「はるゆたか食パン」。
粉は、北海道産小麦「はるゆたか」100%。
ふわふわ、しっとり。ややリッチな配合の食パンです。
「クロワッサン」。
発酵バターの豊かな香りと、ザクザクとした噛みごたえのある食感。
「エッグサンド」。
食事パンが中心のタルイベーカリーでは、珍しいサンドイッチ。
吉田のマヨネーズで味付けした、ナチュラルな味わい。
「クロックムッシュ」。
鹿児島「ふくどめ小牧場」のモモハムを使ったそうざいパン。
マイルドなベシャメルソースに、味わい深いハムとチーズの塩味。
ファンが多いという、奥様お手製の「バナナケーキ」。
バナナたっぷり、素朴な味でおいしいです。
人柄がそのままにじみ出たような、温かみのあるほっとする味わい。
対面販売で会話を楽しみながら売る、
地域密着の店づくりも素敵です。
そう頻繁には来れないけれど、
近くに来たら必ず寄りたいお店が、またひとつ増えました。